アカデミック界での文章の書き方はブログに通ずるのか?

アカデミック界における1月は、卒論・修論のシーズンです。懐かしいなと振り返りつつ、学生の頃に培った論文を書くテクニックがブログでも役に立つかを考えてみました!

アカデミックライティング

1月は卒業・修士論文執筆のシーズンで、B4と呼ばれる学部4年生、M2と呼ばれる修士2年生が、死に物狂いで論文を書きます。(B4のBはBachelorの頭文字、M2のMはMasterの頭文字です。)

学生の頃、卒論・修論を書きました。死にました。死んだのですが、いまとなっては非常に良い経験になったと感じております。その理由と、卒論を書いたことによって得られた文章を書くテクニックを紹介します。

卒論を書くこと。つまり、文章を極めるということ。

アカデミックの世界に属さないかぎり、論文を読む機会は少ないかと思います。なので、論文とはどんなものかイメージできるように簡単に説明します。

論文とは、Wikipediaによると、

学問の研究成果などのあるテーマについて論理的な手法で書き記した文章。

とのこと。

具体的に言うと、ある物事を一意に定まるキレイなストーリー展開で、誰もが理解できる文章を書いてまとめるということです。対面で直接話して説明するってのが、人に物事を伝える手段として一番有効です。会話ってのは素晴らしく、わからなくなってもインタラクティブに受け答えをできます。

全員に会って対面で説明するのは不可能なので、論文という全世界に公開する読み物がございます。

文章の場合、インタラクティブに受け答えはできず、読み手がひたすら読んで解釈するしかありません。したがって、文章の場合、読み手が一意に解釈でき、かつ理解できることが必要です。つまり、論文を書くということは、誰が読んでも伝わり理解できるような文章を極める作業になります。

誰が読んでも伝わり理解できるような文章とは?

論文を書くことで、学んだ文章を書くテクニックは大きくわけて3つあります。

  1. 小学生でもわかるような文章を書く
  2. 論理的なストーリー展開を目指す
  3. 英語に訳せる文章を書く

1. 小学生でもわかるような文章を書く

論文は研究成果のまとめなので、専門的な用語が多くなってしまいます。しかし、専門用語を羅列しただけでは、同じ分野を極めた専門家の人にしかわからない文章になってしまします。誰もがわかるような説明に噛み砕くのが大切だと、教授に叩き込まれました。

例えば、「文体」という専門用語があります。「文体」が何かの説明がなければ、読み手の人は意味がわかりません。

「文体とは人が文章を書くスタイルである。」
と、しっかり定義し説明することで、ちゃんと伝わるようになります。

文章に書く用語は自分自身が理解していることなので、「他の人もしっているはず」という思い込みをしてしまいます。思い込みをせず用語を書くごとに自問し、定義・説明を怠らないことがポイントです。

2. 論理的なストーリー展開を目指す

「論理的な」というのは筋道をしっかり立てるということです。物事は、原因と結果の連鎖から生み出される1本の線でつながっています。この線をしっかりたどることが大切で、途中でスキップしたりすることはできません。

逆に、論理的なストーリー展開で文章を書くことで、文章全体を読む価値を生み出すことができます。結果、読み手の最大の理解に繋がるわけです。

3. 英語に訳せる文章を書く

日本語の文章を書く際の最大のテクニックは、英語に訳せるかどうかです。完全に訳すことが大切なのではなく、以下のポイントを抑えることが大切です。

  • 主語と述語がはっきりしているか
  • 文章が長く節が3つ以上になっていないか

主語と述語がはっきりしているか

日本語の場合、主語と述語を明確にしなくても文章が成立してしまいます。
しかし、読み手が補って読む必要があり、解釈しづらく読みにくい文章になってしまします。
そこで、自分が文章を書いている時に英語に訳してみることで、
主語と述語があるかチェックすることができます。

文章が長く節が3つ以上になっていないか

英語は、一文に主節と従属節しか書くことができません。日本語の場合、いくらでも繋げることができてしまい、文章が冗長化してしまいます。英語で文章を考えると、シンプルで簡潔な文にすることができます。

ブログに論文を書くテクニックは活かせるか?

ブログは、多くの人に読んでもらうことが全てです。そして、多くの人がブログを読むことで少しでもプラスになることが大切です。そのためには、文章が読みやすく、理解しやすくなければなりません。まさに、論文を書くテクニックそのものなのです。

したがって、

  • 小学生でもわかるような文章を書く
  • 論理的なストーリー展開を目指す
  • 英語に訳せる文章を書く

を極めることで、誰が読んでも伝わり理解できるような文章を書くことができます。そして、多くの人にブログを読んでもらえるようになるはずです。

さいごに

論文を書くテクニックは、確実に様々な場面に活かせます。ブログでなくとも、文章を書く機会は歳をとるにつれて増加します。

例えば、就活のESやビジネスメールなどなど。どんな場面でも言えることは、読み手が瞬時に理解できるような文章を書くということが大切です。